綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

懐かし笑い

少し前に、TBSで

8時だョ!全員集合 一夜限りの大復活SP』

が放送されてて、

途中から見始めたらすっかりドップリ。

リアタイ世代だから分かっちゃいるのに、

思わず笑っちゃうもんだねえ。

爆笑まではいかないにしても。

 

子どもの時は単純にドタバタがおもしろかった。

今見ると、まず大道具すごいなと。

どのコントもドリフターズの皆さんの体の張り方が半端ない中で、

演者を支える丈夫さと、演者にダメージを与えない壊れやすさを両立させてるよ。

まあ、予定外の壊れ方して演者が下敷きになったハプニングもあったにせよ、レアケースだしね。

で、大道具もすごけりゃ小道具もすごい。

例えば自転車の車輪を四角くしたり(しかも演者が乗ってガタガタと走れる。それ漕げるのもすごい)、

あと扇風機は首が直角に折れても羽が回ってたり、

扇風機のスイッチ押したらパーンと音を立てて羽とガードがバラバラに落ちたり、

どうなってんの?て、仕組みが気になったわ。

しかも演劇の舞台みたいに、何日も同じコントをやるんじゃないじゃん。

毎週違うんだよ。学校とか、会社とか、長屋とか、相撲部屋とか、剣道の道場とか、戦場とか、探検とか、家族ものとか。記憶にある限りはこんなかな。

大道具も小道具も、準備がとにかく大変そう。

生放送でよく毎週できたもんだ。

 

それから今さら驚いたのが、

番組全体が生演奏だったんだよね。

曲を担当した たかしまあきひこ氏の音楽力よ。

コントが終わってセットがハケる時のドタバタした曲が『盆回り』って曲名なの、

今回調べて初めて知ったよ。

YouTubeに上がってて、思わずフルで聴いてしまった。

コントがどんなにむちゃくちゃで終わっても、この曲のしっちゃかめっちゃか感がすべて吸い取る!

何だかどこか和テイストで受け入れやすいし。

他に印象的な曲だと、

ヒゲダンスのクールなベースのメロディも口ずさみやすくて、

当時歌いながらマネした子どもは数知れず。

そしたら「元になった曲はテディ・ペンダーグラス『Do Me』である」と書いてあったサイト発見。

そうか元ネタがあったのか。

ドリフの早口ことばのファンキーな曲もそう。

元になった曲は、ウィルソン・ピケット『Don't Knock My Love』だとのこと。

そしてヒゲダンスと同じように、歌いながら志村けん氏の振り付けダンスを踊った子どもは(略)。

2曲とも、元曲とどう違うんだろ?今度聞いてみよ。

忘れなければ。

ちなみにそのサイトによると、どちらも発案者は志村けん氏だという。

そういやドリフターズって、ビートルズが来日公演した時の前座を担当したんだっけね。

お笑いグループの前にバンドだったね。

演者側もプロだから、音楽との一体感が強いのかな

なんてちょっと思った。

 

始めた頃のバカ殿も、

後番組で紹介された『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』も、

どれも懐かしかった。

コンプラ的に今はできなさそうなことも多そうなのが、かえって禁断の笑いになってるってのがさあ。

もっとも、残念ながら、

屈託なく笑うには年取っちゃったかなあ。