好き嫌いではなく食べられない。
アレルギーは哀し。
私の場合は一部の果物。
正しくは『口腔症候群』というらしい。
子供の頃は、何でも普通に食べていた。
食べた後で「口の中と喉がかゆい」と異変が出たのは14、15歳の頃。
その時はサクランボを食べていた。
それを皮切りに、
リンゴ、梨、桃、キウイで同じ症状が出だした。
もう少し大人になってからは、
ビワとイチジクもダメだった。
果物じゃないけど、春野菜のウドも強烈に痒くなった。
先日はマンゴーを頂いて、
「自分じゃまず買わない代物、ヤッター♪」
とウキウキしながら口にしたら、
3口目辺りで喉に圧迫感。
おまえもかい!
火を通したり、何らか加工をしたりすれば食べられることもある。
缶詰とかジャムとか干したのとか。
アップルパイとか普通に食べるし。
ウドだけは何をしてもどうにもならんかったが、特に好物ではないし。
でも。
新鮮な生の果物って格別な美味しさなのを、子供の頃に知ったから、
自分の体質が残念でならない。
周囲にも似た体質の人はいて、
ある人は煮ようが干そうがキウイにやられ、
またある人はすべての果物が食べられない、アボカドもムリ、と言う。
果物って、植物学的には木に成る実を指すから、
草の実であるイチゴやスイカは分類すると野菜になるけどそれはどう?と聞くと、
それらもあまり食べられない、と返ってきた。
そこまでの人もいるのか。
私は柑橘類とブドウと草関係は食べられる。
バナナなんてでっかい草だし。
アボカドもOK。
食べられる果物をありがたく味わおう。
もう1つ困るのは、母に
「あんたメロン食べられないんだよねえ?
代わりにお菓子あげるから」
と毎年言われること。
メロンはイケるよいくらでも。食べさせて!