綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

本日のピンチ

普段の足元は靴下なのだが、

ストッキングを履かなければならない時もある。

今日がそうだった。

11月の中旬に差し掛かったばかりなのに、

最高気温12℃ しかも雨。

寒いに決まってる。

 

今日履くことが分かっていたので、

買っておいたストッキングを出して、

履き始めたら キ、キツイ!

えっ 何で? サイズ間違えた?

いや、パッケージ表記はM〜Lで間違いない。

デニール(糸の太さ)数はたかだか60。

かつて私は痩身目的で130デニールを履いた女。

(だってan・anのダイエット特集で紹介されてたんだもん。かれこれ30年前のこと)

でも感覚的にはその時並みにキツイ。

え、じゃあ私の方に問題が?

己のサイズ認識に?

だからって今それ突きつけられても、

30分後に家を出るのに、

買い直す時間ないじゃんよ!

普段履かないものだから替えもない。

というか、何ならこれが3足組だよ、

だから替えってこれしかないけど、

これがキツイんだから意味がない。

どうするよ?

 

伸ばして押し込め。

 

と、指で破らないように全体を押し広げながら、

両足の爪先、かかと、と包みながら慎重に生地を伸ばし、

寒いはずなのに妙な汗をかきながら、その後も広げて伸ばし広げて伸ばしして、

伝線させずに腰から下を押し込めることに成功。

やればできる。

 

身支度を整え、外に出ると

冷気が足元から上がってくる。

パンツスーツだったら良かったのに、

他に服がないとはいえ、

何でこんな寒い日にスカートなのか。

というか、何で今日のこの日に寒いんだ!&雨。

文句を言っても天気が変わるわけではないので、

出発。

 

普段私はあまり水分を取らず、

トイレにも行きたがらないのだが、

寒いので温かいお茶が欲しくなり、

寒いのでいつもよりトイレに行った方がいい気がしてくる。

が、トイレに行くということは、

ストッキングの履き直しをするということだ。

履き直しはスカートで隠れる位置だけとはいえ、

慌てて履いて破ったら、瞬時に膝下まで伝線するおそれが。

時間をかければ大丈夫かもしれないが、

履き直しのためにかけられる時間はあまりない。

でも温かいお茶をもっと飲みたい。

でもトイレに行かずに済ませたい。

どうするよ?

 

お茶をガマンして、トイレに行きたいのは気のせいだと思うことにする。

 

予報で言ってたほど寒くないよー。

体もそんなに冷えないよー。

だからトイレは大丈夫。

お茶も湯のみに控えめに2杯まででじゅうぶん。

 

そして用事を済ませて帰宅してから、

安心してトイレへ入ったのだった。

 

履く時あんなに大変だったストッキングは、

脱ぐのもちょっと大変だった。

洗濯かごに入れようと持ち上げると、

そこには私の腰から下の形が2分の1の大きさで再現されていた。

これ、形状記憶ストッキングだったの?

否、1日頑張った証だと、ストッキングが言った(ような気がした)。

 

んで新品のあと2足、どうするよ?