知り合いが長年揉めてる。
私とではなく、パートナーと。
私は愚痴や悩みの発散先となっている。
ただ、言って「あースッキリした」で終わる人ではなく、
同じことをもうずーっと繰り返して話してるので、
たまに「前にもあったから、こう思うようにしてはどうでしょう?」と伝える。
すると、「それは〇〇さんにも同じことを言われた」
「✕✕さんからもそう言われた」と、
ほぼ毎回返ってくる。
同じことを複数の人にグチって、
同じアドバイスを複数の人から受けてて、
なおも状況が変わらない。
いっそ楽しんでんのかな?と思うほどだ。
でも本人は至って深刻に悩んでる。
こういう人は、周りがどんなによいアドバイスをしても、話半分にしか聞かない。
その場では受け入れても、納得できないからだ。
私をこんなに悩ませた相手が悪いのに、
なぜ私が対策を取らなければならないのか、と。
求めているのは相手が変わることだから。
相手に私を大事にしてほしいから。
だけど残念ながら、その叫びは相手に届かない。
だから同じ悩みを抱え続け、
同じ愚痴を飽きもせずに吐き、
長年堂々巡りとなる。
これはもうねえ、
自分で気が付くしかないんだよね。
相手があなたを大事にしないのは、
あなたがあなたをぞんざいに扱ってるからだよ。
「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」
それは確かにその通り。なんだけど、
自分だってなかなか変えられないもんだ。
もんでもそれでも少しずつ、
いつも適当にあしらってる自分に手を掛けてみて。
「私なんかこれでいい」を、
たまには脇に置いてみて。
だんだん、あなたの世界の軸が、
どれだけ相手にあったか分かるから。
「してくれない」を求めても、得られないよ。
だって他人は変えられないもの。
求めるほど、自分で自分を悲しくさせてるんだよ。
自分の世界の軸を、自分に戻そう。
相手の言動をいちいち気にしないで、受け流そう。
と、言われて一旦「なるほど」と思っても、
それが腹落ちできる人とできない人がいて。
知り合いはできない人。
どこまでも自分は悪くなく、ひたすら相手に変わってほしくて、
気を紛らわせるために趣味を増やすけど、
満たされることも気が済むこともない。
これはこの人の人生の課題なのかもな。
そう思いながら、私にできることを考えている。
愚痴で下がった口角より、
心安らかな笑顔を見たいもの。
いろんな意味で、勉強になるなあ。感謝しとこ。
愚痴はとっくに聞き飽きたけどね。