の続き、前世・過去生のこと。
又聞きの例を1つ。
Aさんは、Bくんのことがとても好きだった。
縁が強いかどうかを知りたくて、
知り合いの霊能者に聞いてみた。
「私はBくんと前世で関わりがありますか?」
答えは「ないよ。」
Aさん、とても気落ちした。
それを聞いて私が思ったのは、「なぜ?」
なぜ前世の縁に頼るの?
なぜ前世の縁がなくてガッカリするの?
なぜ今できた縁を嬉しく思えなくなるの?
今生で知り合えて、今、関わりがあるんだよ?
それを大切にすればいいことじゃん。
スピリチュアルが好きな人には、
こういう傾向があるように思う。
前世や過去生を否定はしないし、
ソウルメイトだツインレイだも考え方はご自由にと思う(これらも私は若干距離を置いてる)。
「あの人に会って、どう言ったらいいか分からないほど自分の中の何かが反応した。そんなことこれまでになかった。運命の人だと思う。」
という人もいる。
その人がそう思うなら、そうだと思う。
否定する理由が私にはないから。
その人が幸せならそれが一番だし、応援する(それが社会通念に反する場合は別)。
だけどさ、前世 過去生ってまず覚えてないよね。
とある実話マンガの1場面で、
作者がスピ好きの友だちと旅行した際、ある景色を見た時にその友だちが
「この景色、見たことある。きっと私は前世でここに来たのよ!」
と叫んだ話があったんだけど、
そんな人が隣にいたら、私ならウンザリするなと思ってしまった。
いちいち前世に絡めないでよ。同じ景色を写したポスターなり映像なりをどこかでチラッと見たのかもしれないじゃん。
そう思うのはお好きなようにと思うから、たぶん黙ってるだろうけどね。
今生の幼い頃の記憶もあやふやなのに、
生まれる前のことまで遡りたがるって、
インナーチャイルドより欲しがりだなあ。
それより、今生の今、身の回りにある縁を、
しっかり選んで育みましょうよ。
その縁も、生きていれば移り変わっていくから、
そのたびどうしたいか自分に聞いてみましょうよ。
縁ではなく、何か決定的に恐怖や悲しみを引き起こされるような事柄なら、
原因を探るのに過去系を使うのも1つの方法だけど、
どうしたら心が乱されず穏やかにいられるかを
現実的にいろいろ探してみましょうよ。
つまり私が言いたいことは
あなたは いつを 生きてるの?