綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

青のち灰

人に話すと引かれるが、

重い灰色の雲を見るとワクワクする。

あまりにどす黒くて、

手前の建物が白く浮いて見えるような空。

やって来る豪雨を予感させる。

どしゃ降りには会いたくないから、

外にいたら、足早にどこかの建物を目指すけど。

 

今日の天気予報では、夕方から雨だった。

朝は雲ひとつない青空で、

これがこれから雨になるの?と半信半疑。

昼を過ぎても南側は雲がポツポツ。

天気予報、はずれたりして と思いながら

北側の空を見ると、

うわ うわうわ 向こうまで一面、

真っ黒じゃんよ・・・。

この時、南側は晴れていて、日が差しているのだ。

ペッカリと日に照らされた建物が、黒い雲を背景に

いつもの5倍増しで浮いて見える(個人調べ)。

頭の上の雲は、すでに分厚そうに白く垂れている。

いつの間に。

 

日の落ちる時間が迫るとともに、

灰色の雲が空を覆い尽くして、

日没前なのに辺りは暗くなってしまった。

そうなると、稲光もよく見える。

ピキッ ピキッ と光ってから、

天気予報通りの雨。

 

すごいな、天気予報。

 

もう少し引かれる話をすると、

重い灰色の雲だけでなく、

安全な場所から眺める豪雨もワクワクする。

大きな雨粒が降りしきり響く音、

景色は白くけぶって、

風が雨粒のカーテンを揺らす。

だけど、近頃は天候の自然災害が脅威的になって、

土砂崩れや河川の増水で被害に遭われた方もいる。

そういう方には、豪雨は恐怖でしかない。

だからあんまり言えないんだけど。

 

青空も好き。

雨もなきゃ困る。

曇りは過ごしやすい。

それにしたって今日は、

空模様フルコンボだったな。