心理テストがブームになった時代があった。
今でもなくなってないし、
私は昔も今も好きである。
けど、心理学を学ぶとなると、
堅苦しくって眠くなるのはなぜだろう。
眠くなるなりにおもしろいけどね。
同じようにスピリチュアルな話も好きで、
(ただ、最近大流行の考え方とは距離を置いている。古代の大陸系とか他の星系とか次元上昇系とか。それが本当かどうかはさておき、もっと身近なところの話で自分のあり方を考えたいから)
精神性と宗教的と哲学と心理学は、
重なって切り離せなかったり融け合ったりするから
そちらにも手を伸ばすこともある。
図書の日本十進分類法NDCでも区分近いしね。
これは余談。
で、タイトルの 潜在 と 深層。
潜在意識 と 深層心理。
この違い、分かってるようで分かってなかった。
心理学でよく使われるのは、深層心理。
スピで使われるのは、潜在意識。
「潜在意識を書き換えて、現実を思い通りに!」
なんて、よく見かけるフレーズだ。
どちらも自分では無自覚な、気付いていない心の動きのことだけど、
深層心理を書き換えようとは言わんわな。
アプローチする、とは言うけれど。
あと、両者がどう違うかは、研究者の間でも多少の見解の相違があるらしいが、
「意識」の方が扱う領域が広く、「心理」はその中で感情に影響を与える部分、との見方でいいようだ。
てことは、どっちにしたって、
思いグセに気付けばいいんじゃね?
思いグセに気付くために見つめるのは、
今の自分の考え方や行動の仕方で、
自分を変えるためには、潜在意識を書き換えようと懸命になるより、
顕在意識の持ち方を変えた方が早くね?
と、発達障害カウンセラーの吉濱ツトム氏が言っていた。
受け売りかよ!
受け売りだよ。私もそう思うから。
(吉濱氏のすべての言説に首肯するわけではないことを、一応書き添えておきます)
『病は気から』が、『気も病から』であることを、
多くの人は知っている。
その行動バージョンをやればいい。
潜在意識が深層心理がと言うんじゃなくて、
首を傾げながらでも、まず動いてみて、
動き続けることで、考え方が少しずつ変わってきて
思いグセに気が付いて、
望む自分に近付けるんじゃないだろうか。
すんなりとは行かないだろうけど。
というのも、変わる自分を恐れて引き止めるのも自分だから。
潜在意識も深層心理も、
そこさえどうにかすればいいような万能さなんて
本当にあるのかどうか。
顕在意識と表層心理を自覚すれば、
そこからどうにかできると思う。
でも納得できない人は、
とりあえず心理テストで遊んでみたらいかが?