綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

この少女マンガが怖かった! 1

とりあえず 1 としたものの、どこまで続くか分からないシリーズ。

オカルト・ホラー・サスペンスごちゃ混ぜに、

今まで読んだ中から振り返り。

思いのたけを綴るので、

たぶん脱線しまくりで。

うっかりネタバレもありで。

 

さてトップバッターは、

怖すぎて二度と読みたくない作品2つ。

 

●『白い影法師』美内すずえ

 

●『汐の声山岸凉子

 

まずは『白い影法師』。

これは私の周りでも、あるページを開かないように目印を付けているという人がいる。

主人公をジワジワ追い詰める途中経過の描写はもちろんだが、

その恐怖の決定的な正体との対面が衝撃的過ぎて、思わず叫んで本を投げた。

拾い直して最後まで読んだが、もう二度と読むまいと心に決められる絵を描ける美内先生は天才だ。

 

美内先生は他にも怖い作品がいくつもあるけど、

印象的なのは、

主人公が悪に堕す話とか(タイトル忘れた)、

イデアの勝利と唸る『妖鬼妃伝』とか。

 

最後に救いのあるお話がいいな。

ただ救いがあろうがなかろうが、ムリなものはムリ。

『白い影法師』はそういう作品。

 

次に『汐の声』。

山岸凉子先生の凉の字は、さんずいではなくにすいだと今気が付いた。

さて山岸先生といえば、超有名作品に

『私の人形は良い人形』

があるが、私はそれほど強い怖さを覚えなかった。

友人は「本がそこにあるのもイヤ!」と言うほどの恐怖に見舞われたようだが、

この話も救いがあるのだ(終わってない匂わせがあるものの一応)。

あとは、家に似たような日本人形があるかどうかも恐怖のバロメーターに関わってきそうだ。

だが『汐の声』は!

もう、飾り気のない絵が怖い。

話の設定と進め方が怖い。

そして救いがまったくない!

夢に出てこられたら、マジでその後眠れない!

なので、山岸凉子作品集を読む機会がある時は、

出くわさないよう細心の注意を払ってそっと目次を開き、収録作品を確認する。

そのくらい、再会したくない。怖すぎて。

 

山岸先生にも、他にも怖い作品があるし、

美内先生も山岸先生も画業の長い先生方だから、

全作品を網羅したわけではない。

あくまで、これまで読んだ中での感想だけど、

それでもこの2作品は再読が本当にムリ!な作品だ。

話の内容だって所々おぼろげだけど、

改めたくもないっすわ。ムリ。

未読の方はぜひ♪