に書いた傾向は、基本的には加速していると思う。
さらに、異常気象と円安であきらめモードが入り、
その価格を受け入れて購入せざるを得ないから、
水からゆでられたカエルのようにジワジワ馴らされて、干上がっていくような気がする。
それでもたまには贅沢したい。
なに、ささやかなことだ。
ケーキ屋で作られたケーキを食べたい。
スーパーでプラパックに入れられてるのじゃなくて、ショーケースに並んでるの。
だから、ショッピングモールに足を延ばした。
地元に本店があるケーキ屋のテナントでは、目当てのケーキは600円。他のケーキは安くて480円。
・・・え、そういうもん?
そこで比較対象として、少し離れたところにある銀座の某コーナーという大チェーンケーキ屋を見る。
目当てのケーキは590円。他のケーキは最安値が390円だが、ほとんど400円台半ば以上。
え、えええ!?マジで?
安くて満足感があるってのが売りだと思ってたお店だけど、
地元のケーキ屋とそんなに値段が変わらんじゃん!
工房と工場の違いがないって、大量生産のメリットも吸収されてしまうほどのコスト高なのか。
昔はナポレオンパイなんて500円で、カットケーキで一番高くて、よっぽどでないと買えなかったのに、
さっき調べたら690円になってた。もうムリ。
ケーキ、こんなに高くなってたんだ。
これは贅沢だ。はー贅沢だ。どうしよう?
スーパーのプラパックケーキで妥協するか?
いや、ケーキ屋で買おう。
ケーキ屋のケーキを食べたくてここまで来たのだ。
10円の違いなら、地元のケーキ屋で買おう。
ここでプラパックケーキなどで妥協したら、真の満足は得られまい。
他で節約して帳尻合わせればいいのだ。
ということで、
エイヤッとケーキを購入。
シュークリームのおいしいケーキ屋だったから、
他のケーキもきっとおいしかろう。
プラパックケーキなら、それこそ飲むように食べちゃうんだけど、
味わって、味わって、なお味わっていただこう。
にしたって、ささやかな贅沢のはずだったのに、
ちっともささやかじゃないじゃないか。
たまの楽しみが1つ減ったよ。干上がってくなあ。