綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

夏祭り 市の中心街編

先日、市の中心街と、少し離れた海沿い地区で、

夏祭りの同時開催があった。

祭りとしては別立てなのだが、

会場をつなぐ臨時バスも出てて、

4年ぶりということもあり、どちらもちょっと異様なほどの人出だった。

もれなく私もその1人だが。

まずは中心街編。

 

中心街での見どころは、パレード。

メイン会場の特設ステージでも演し物をやっていて

時間がもろかぶりなので、

どちらを見るかさっさと決めて場所を取らないとならない。

私が陣取ったのはパレード通りの曲がり角で、背後にステージがある。

屋外、ビル街、猛暑の人いきれ。

警備と交通整理のお巡りさんも顔が真っ赤だ。

救急車がやって来て、熱中症で倒れたらしい人が担架で運ばれていった。

民間警備員の高齢男性が、道端に座り込んで首の後ろに氷を当てていた。

そんな中でのパレード待ち。

すると後ろの特設ステージからバン、ババババン!

と低くて大きい破裂音。

火縄銃の演武のようだ。ビックリしたー!

パレードでも武者行列があって、

以前は有名人が来たものだけど、

今年は誰か来るのかな?

 

結果から言うと、来なかった。

馬に乗った武者は来たが、

・・・誰?

笑顔で手を振る武者には悪いが、手を振り返そうという気も起きず。

甲冑姿もべらぼうに暑いだろうに。

その後は徒歩の武者たちがやって来て、

私がいる曲がり角の辺りで立ち止まり、何やら奏上するもほとんど聞き取れず、

法螺貝や太鼓の鳴り物を鳴らしながら通り過ぎ。

 

すると後ろの特設ステージから、今度は和太鼓の勇壮な音が響き始めた。

その最中に、市の消防音楽隊の行進が。

クリーム色の隊服に身を包み、足並みをピシッとそろえて演奏するはディズニーメドレー。

さすが統制の取れた美しい演奏、のはずが、

和太鼓とぶつかりすぎて、聞いてる方が混乱する。

ディズニー、押され気味。

ステージ演奏の時間もう少しずらせなかったんかな

消防音楽隊もやりにくいでしょうに。

 

他には、手作りのダンボール甲冑を身に着けたボーイスカウトの子たち、甲冑は着ないガールスカウトの子たち、海洋少年団の子たちが来て、

なかなかおもしろかったのはクラシックカー愛好会。

私は詳しくないので車種が分からないが、

いかにも昭和30〜40年代に走っていたような、ピカピカに手入れされた車が10台ほど、ゆっくり走っていった。スバルとホンダのマークが多かった。

そして車の締めが、

何と真っ黒なT型フォード!(たぶん)

博物館に鎮座してそうな車が、

ナンバープレート付けてクラクション鳴らして(このクラクションの音もうるさくなく味わい深い)、

本当に走ってる。

一応、パレードの目玉は武者行列のはずなんだが、

私にとってはT型フォードが全部かっさらっていった感があった。

あとは、暑い中なのに小学生の鼓笛隊が一生懸命演奏していたのが健気で、ずっと拍手を送らずにいられなかった。

 

パレードの後は、よさこいのグループが大旗振りながら順番に練り踊るのだが、

時間の都合でそこまでいなかった。

よさこいも、この日のために毎日練習を重ねたんだろうな。

ただ事でない暑さで激しく踊るのだから、熱中症の人が出ませんように。

 

帰る時に通ったメイン会場の特設ステージでは、

バナナラマのヴィーナスをバックに、浴衣姿のおばあさま3人が謎の動きで、ステージを右に左に電車ごっこのように移動していた。

・・・えーと・・・アリなんだ。

ま、いいんじゃない?お祭りなんだから。

 

海沿い地区編に続く