♪今年の汚れ 今年の内に♪
なんてCMソングは昭和世代にとって強迫観念でしかない。
だいたい私は喪中だし。
大掃除は、歳神様を迎えるために清浄な空間を作るからやるんでしょう?
けど喪中の家に歳神様は来ないでしょ。
だから、別にやらんでもいいはずなんだけど、
例のCMソングのせいで、やんなきゃダメかなあって気持ちにさせられちゃうじゃんよ。
しょうがないから今日やったよ、もう!
押入れの天袋の小ふすまのレールとか、
鴨居の上とかには、
どう考えても今年のだけじゃないホコリの量。
本腰入れなくてもいい時ほど、徹底したくなる。
つまり、これまでそこはずっと手を抜いていたということ。
手箒で細かくホコリを払う。
カーテンを洗ったり、照明器具を拭いたりは、
ちゃんとやったぜって気になれるから、
これまでも毎年やっていたけど、
食器棚の上は手付かずだった。ので拭き掃除。
動かせるけど動かすのが面倒くさい、置きっぱなしのいろいろも、
普段の掃除なら見えてる床だけ掃除するけど、
今日は大掃除だから、全部どかして床を拭く。
棚に飾っている置物も、1つずつホコリを拭う。
ついでに置き場所を入れ替えたりして。
落としたホコリを掃除機で吸って、
床も全部雑巾かけた。
ベランダの掃き出し窓は、年2回くらい拭いている。
本当は、曇りの日の方が掃除に向いているらしい。
晴れてると、拭いてるそばから水分が乾いて、拭き筋が汚く残りやすいのだ。
まあでもしょうがない。明日は寒い雨だというし、そんな中で窓拭きしたくない。
洗剤は使わず、水とワイパーと雑巾でいける。
ただし足元ビチャビチャになるから、濡れないように気を付けて。
そして気を付けてても濡れちゃうのも恒例行事。
網戸だけは、手抜き。秋に掃除して、それほど汚れてないし。
ガラス拭くより厄介なんだよな網戸って。
今年は許されたし。
玄関は三和土を水拭きして、
トイレはいつもより念入りに。
洗面所とお風呂場は、気になった時にやってるから特にやらなくてもいいか。
台所の換気扇は、夏に済ませた。
やっぱやっとくもんだね。気持ち全然ラク。
冬にやると、油が冷えて固まってるのをゆるめなきゃいけないから、洗剤はやたら使うわ、お湯を出すのにガス代かかるわ、せっかく油汚れをゆるめたのに寒いからすぐに冷えて固まるわで、
わざわざ掃除の悪条件を選んでるようなもんだ。
おまけにこれで手がめっぽう荒れるよ。
以前、手荒れがイヤだから炊事用のゴム手袋して換気扇の掃除をしてたら、
何かで切れて穴開いて、水が入って中がビタビタになったことがあった。
ドラム式ファンの羽でかな?
ゴム手袋が切れるんだから、素手の方が危ないように思うけど、
なぜか素手を切ることはなく、ただ荒れる。
夏でも多少荒れるけど、冬の比じゃない。
もう夏にしか、換気扇の掃除ができない!
ガスレンジは、秋にもやってるけどすぐ汚れるわ。
軽くやるか。
軽くだけど、明日にしとこう。何となく。
狭い家だけど、
狭い方が掃除の労力が小さくて済む。
なまじ広いとやるとこ多くて大変だ。
自分の身の丈を、こういうことで知る。
手を洗って、うがいをしたら、
仕上げにお香を焚こう。
歳神様は来ないけど、
宿題が終わったような達成感と、
スッキリきれいになった家はいいもんだ。
残ったガスレンジだけ、明日早めにやっておこ。
あっ、自転車がチリまみれだったんだ!
これも明日かあ。
そうだ、表札も!意外に汚れてた。
ええ〜、まだまだあったあ・・・。
別にやらんでもいいはずなんだけど、
そんな時ほどやり残しを放っておけないのは
なぜだ?