綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

水無月

今日は夏越の大祓の日。

一年の半分の区切りの日で、

神社によってはくぐって穢れを祓う茅の輪を置いたり、祓えの祈祷をしたりする。

この日に食べるとよいとされるのは、

水無月という和菓子。

白いういろうの上に小豆が散らされており、

ういろうは氷に見立てたもの、

赤い小豆は邪気払いの力があるというので、

祓えの日の今日にいただくのだとか。

氷を表すように、三角形に切るんだけど、

逆に三角形の氷を見たことないんだが。

四角形じゃダメなんでしょうか?

一応三角形に切って食べたけどさ。

 

水無月って、6月の和名でもある。

というかそっちが先だね。

梅雨どきなのに、水が無いとはこれ如何に?

と思って調べたら、諸説あった。

まずは古語ならではの説。

みなづきの「な」は、「の」の使われ方だそうで、

今の言い方だと「水の月」になる、と。

じゃあなぜそこに「無」の字を当てたよ。

意味が正反対になるじゃん。

次に文字通りの説。

田んぼに水を引くから、他の場所の水が無くなる 

または、暑くて干上がるから水が無くなる など。

そんなに水が無いところには暮らせんだろう。

ケチをつけてるようだけど、どれもなあ。

あれ、そしたら

10月の和名「神無月」の「無」も似た感じ?

神様会議が出雲であるから「神の月」で、

他の地域にとっては神様のいない月になる、とか。

風流だけど解釈自由。

まあ、それもいいか。

 

公に私に、思いやられることもあるけど、

まずは大禍なく半年を過ごせたことに感謝して、

もう半年の無事を祈ろう。

穏やかに過ごせますように。