綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

つらつら(ある日の午後)

何が原因か知らないが、

帰宅するなり疲れがドッと出てしまい、

とはいえ腹ペコだから胃に食べ物を突っ込んだら、

それが完全にひきがねとなって耐え切れず、

うっかり長時間眠ってしまった午後。

起きてもまだ外の明るいのに救われた気分。

夏でよかった。

これがもし秋分より後のことだったら、

日はすっかり傾いて外は暗く、

寝過ぎたことに後悔しきりか、

朝か夜かの判別に一瞬戸惑うことだろう。

真冬の長い昼寝なんて、

例えば起きたら真っ暗で時計の針は6時頃だと、

本気で一瞬やっちまった感。

スマホかTVを見て、時刻ボケを調整するんだけど。

 

電話が鳴って午睡から起こされた。

不用品の回収でそちらの地域を回っております

ボロボロのお洋服でも壊れた家電製品でも何でもお引き取りいたします

と話す抑揚が明らかに、西の方ですか?

はい本社は大阪なんですけど全国展開しておりまして今回はそちらの地域にお邪魔しておりまして何かございませんでしょうかゴミに出すようなものでもいいんですけど

と言われてもゴミに出すようなものはゴミに出してますし、これ以上服を手放したらハダカで町を歩かなければなりません

つったら失礼しますと切られた。

おかげで寝起きの目が覚めた。

大阪のテレアポさんありがとう。

起こされるタイミングもよかったよ。

でもお礼にあげられるものは何もないから。

 

夏至に合わせて買った深い橙色のピンポンマムは

一緒に買ったトルコキキョウや小菊が脱落した中、

最後の一輪となって花瓶の水を吸っている。

毎日の水切りに応えてくれて10日間ほど。

暑いと花持ちがどうしても悪くなるんだが、

よくぞまあ持ちこたえてくれて。

長持ちする切り花には、菊の他に百合があるけど、

どちらも洋の東西で王家の紋なのは偶然か?

 

1日中、ギリギリ雨が降らなさそうな曇り。

体調が天候に左右されない鈍感さは重宝する。

食べられる幸せと寝られる幸せと

花を飾れる幸せを感じながら

そんなこんなで今日も1日が終わる。