茅の輪をくぐった。
場所は、自宅から離れた神社で。
で、夏祭りに御神輿の海中渡御(御浜下りという)をした神社だ。
管轄区域としてはたぶん隣町になるのかな。
その間にも、元 稲荷神社の八幡様とか小さな神明神社があるけど、まあそれはそれ。
本来なら先週の夏至の日に参拝できたらよかったんだけど、あいにく行けず(大雨だったからさあ)、
しかし7月5日までは夏至期間だから、それまでに天照大御神が御祭神の神社を参拝すればいいという情報を得たので、
お天気も都合も良い日に参拝しに行ったら、
茅の輪が立てられていたというわけ。
普段行く氏神様は茅の輪を立てないから、
思わずあって、おお ラッキー!て感じ。
その神社、歴史は古いらしい。
成田の麻賀多神社と同じくらいの時代の文書に、社名が記されているとかいないとか。
いやいるんだけど、時代はもっと後だったかもな。
本殿が、伊勢神宮外宮内にある式年遷宮記念せんぐう館で見た『唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)』を彷彿とさせる構造。
建て替えているとは思うけど。
拝殿は、こんなに開けてていいんだろうかと思うほど開け放してあって、
そのせいか、中の布類が色褪せてボロボロ。
奥の御神鏡には、参拝中の自分の姿が丸映りという
かなーり開放的で気さくな神社だ。
装飾や彫刻は少なくて、簡素。それもまたよし。
さて手水舎で清めたら、茅の輪をくぐる。
歴史がある割に、建物が大きくも境内が広くもなく
お祭りの規模を思うと、むしろ若干の手狭さを感じるほどなのだが、よくここに茅の輪を設えたな。
神職さんと氏子さん方が熱心なんだろうな。
(氏神様の神職さんと氏子さん方も熱心です。茅の輪を設えないだけで)
くぐりながら唱える文言もあるのだが、
後でそれを知ったので、唱えられるはずもなく、
それでも「祓いたまへ 清めたまへ」とブツブツ言いながら、作法に従って輪を3度くぐった。
そして拝殿の前に進み、お参り。
ああ、何だかホッとした。
鳥居をくぐってから出るまで、ずっと参拝者は私1人だったのも、意外で嬉しかった。
お参りの後、少なくとも10分以上は境内でボーっとしてたから。
遠くないとはいえ、そうしょっちゅうは参拝できないけど、
昨年からだんだん馴染みになってきてる気がする。
年末が近くなったらまた行ってみよう。
年越の大祓の茅の輪を立てるのか、見てみたい。
って半年も先じゃん。馴染み感はどこへ。