綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

名前札と筆と落書き

未知ってワクワク - 綴ルンです

昨年おもしろかった、とある工業系学校の文化祭。

先日、あいにくの冷たい雨だったが、今年も行ってみた。

展示や模擬店は、昨年とは半分くらい違ってて。

だから、昨年びっくらこいた関数アートや、興味深かったスクラッチによるプログラミングが見当たらなくて(あったとしても見付けられず)、

また別の部活や同好会や発表を見ることになった。

 

体験は2つ。

1つはネームプレート作り。

まず、隅に穴の開いた、無地の小さなプラバンか木板を選ぶ。プラバンは黒か青かも選べて(透明もあったかな)、私は青を選択。

次に、ネームプレートに彫りたい文言を考えて、パソコンに入力。

あんまり字数が多いと文字が小さくなるから、5文字程度にした。

で、私がやったのはここまで。

あとは説明についてくれた学生が、文言がネームプレートの大きさに入るよう調整し、そのデータをUSBメモリに保存して、フライス旋盤なる機械を担当する学生に引き継ぎ、

フライス旋盤と繋がった専用パソコンでUSBメモリからデータを呼び出したら、学生がプラバンを旋盤にセットして、刻印開始。

フライス旋盤なる機械も見た目はそんなゴツくなく彫るのは径5mmくらいかなとおぼしきドリル1本。

プレートの中央の文字から彫っていき、右側に移り左側に移りして、彫り終える。

ドリルやステージの周りに無数の白っぽい粉があるの、何だろうと思ったら、プラバンの彫りクズだった。時々風で吹き飛ばして、彫り進み具合を確認していた。そんなに混んでないんだから掃除しなよ。

さて彫り終わったのを見ると、青地に透明な文字が浮かぶ。ちょっとかっこよ。

この彫った部分にレジンを流して好きな色をつける、というコースもあったのだが、

レジンは昨年やったから、今回はしなかった。

最後に隅の穴にボールチェーンを通し、好みの歯車アクセサリー(1人2個までもらえる)もチェーンに通して、

完成!

用意されたチェーンは短いので、自前で長いのに付け替えて、ドッグプレートみたいに首から下げるのもいい。というか、そうしてる学生がおった。

体験というか、眺めてただけだけど、

確かに何も知らない一般人にいきなり触らせるわけにはいかなさそうな機械だったね。

 

それから、指先で心電図を取れる機械の試作品とか

ロボットの展示とか、

好みのTシャツのデザインを投票するのとか(スマホQRコードを読み取らせてからサイト内で選ばせ理由も書かせる。今どきだのう)を見て、

縁日だのお化け屋敷だのを横目で眺めて、

書道同好会の展示室へ。

2つのお題について書かれた作品が所狭しと並んでる。小学生のもあるから、前もって書いてもらったのかな。

お題2つが何かを当てると景品もらえるんだって。

で、もらった景品は、ちいかわふりかけの小袋。

頑張ってるな学生。

書道体験のコーナーがあって、聞いたら「ぜひ!」と言ってくれたので、

せっかくだし、数十年ぶりに書道をしてみる。

これが体験2つ目。

よし、四字熟語でも書こう。『不労所得』。

おお、そんなに悪くないんじゃない?

てか、さすがに筆がいい。なめらかに書きやすいし、穂先はそろうし、墨がかすれない。

いきなり達筆になった気分ー!

と、後で身内に見せたら「小学生の字かと思った」。

いいもん自分が満足したから。

にしても、工業系の学校で毛筆握るとは思わなかったな。

 

廊下には、メッセージボードと書かれた模造紙が張ってあり、そばにマジック各色。

すでにいろいろ書き込まれていて、

まじめな感想あり、

ただ名前を大書きしたのあり、

模擬店の宣伝あり、

のび太の先生の顔あり。のび太の先生?

これはまたレアなキャラを。サザエさんなら裏のおじいさんが同等か?

よし、だったらメジャーなキャラを描いちゃろ。

と、端っこに何の脈絡もなくバカボンのパパを描いてきた。おじさん対決だ。

って、しょーもな。

 

あとは、加湿器で目視化されたカルマン渦を見たり

実習の様子のビデオを見たり、

体育館で吹奏楽部の演奏を聞いたり、

隣の体育館(2つある!)でボーカルがギターにかき消されて何歌ってんだか分からないバンド演奏を聞いたり、とまあ、

2回目なので余裕を持って楽しめた。

お天気だけが残念。雨で中止になった企画もあったからね。

ここぞとばかりにはっちゃけた、ピンク髪にカラコンに唇ピアス2コにゴスファッションの女子学生、メイドコスプレの男子学生、セーラームーンっぽい服着た男子学生、サテン地の着物の女子学生、

みんな楽しそうだった。

だよね、お祭りだもんね。

相手してくれた学生さんたち、ありがとー!