綴ルンです

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海の中の御神輿

夏祭り 海沿い地区編 - 綴ルンです

今年も御神輿の海中渡御が行われると聞き、

見に行こうと楽しみにしていた。

が、始まる時間に居合わせることができず、

用事を済ませたその足で、大急ぎで会場の浜へ向かった。

 

祭礼を行う神社は、浜の遠くにある神社だ。

(会場の砂浜も自宅からそう近くはないが)

その昔なら、海岸線も砂浜ももっと神社と近かっただろうけど、

埋め立てられてどんどん海が遠ざかり、

御神輿の移動距離も延びていったようだ。

神様がわざわざ海水浴に来たみたい。

もっとも、御神輿が海の中に浸かるのは厳禁。

足元は見えず不安定で、水の抵抗を受けながら重い御神輿を担いで歩く担ぎ手さんたちは、

体力も技術も本当にすごいな。

 

昨年は、巫女さんの奉納舞や、御神輿が海に入る前の宮司さんの祓えの祝詞奏上を見たが、

今年は海中渡御にどうにか間に合ったくらい。

日の入りの時刻を過ぎて、薄暮の海の中を御神輿が行き来していた。

大勢の勇ましい掛け声、写真や動画を撮る地元ローカル局の人、近隣のたくさんの見物客。

初めて見た昨年ほどの驚きはなかったけど、

見応えは変わらなかった。

御神輿をもんで担ぎ上げる時は拍手喝采だ。

担ぎ手さん、海から上がると今度は服が濡れて重そう。男性は上っ張りにふんどしだけの人もいる。その格好は機能的かも。それとも水着履いてる人はいたのかな?

終わったのは、すっかり日が暮れた頃。

御神輿はトラックに乗せられ、大勢の氏子さんとともにこれから宮入りだ。

暑かったけど晴れてよかったですね。

今夜は満月ですよ、しかも地球に近く大きな満月。

まだ見えないけど。

 

昨年は、浜の近くの桟橋でもお祭りをやってて、

花火のショーを見たんだった。

今年は静かな桟橋だ。

それに昨年は昼間、市街地の中心部でもお祭りをやってたから、それに行った後で浜に来たな。

夏祭り 市の中心街編 - 綴ルンです

今年は市街地のお祭りが数日前に開催され、そっちも行ったけど、

取り立てて楽しかったわけでもなく、ブログにしなかったんだった。

その日はあまりにも暑くて、屋台の作り置きの食べ物がおっかなくって何も買う気になれなかったし。

 

昨年は昨年、今年は今年。毎年同じじゃないよね。

神様も宮司さんも氏子の皆さんも、

今年もエネルギーいっぱいの海中渡御を見せていただき、ありがとうございました。