綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

炎天下の成田山詣り 3

炎天下の成田山詣り 1 - 綴ルンです

炎天下の成田山詣り 2 - 綴ルンです

護摩祈祷のお相伴にあずかって大本堂を出てから、

裏手にまわってみた。

ご本尊の真裏には、大日如来像、虚空菩薩像、聖徳太子像。

なぜ聖徳太子?と思ったら、

仏教を日本に取り入れて広めたから、とのこと。

そして向かい合うように、裏手には崖のような築山が一面に広がり、そこここに何やら像が。

説明板によると、中央の一番上に不動明王

眷属の八大童子と三十六童子

大日如来役行者、と

本日のオールスター状態。

ただ残念ながら、暑さと時間の関係で、

じっくり見ることはかなわなかった。

 

強い日差しに一層映える

艶やかな三重塔、鐘楼、一切経堂をサックリと眺め

(何しろ暑くて居られない)、

成田山公園に足を踏み入れる。

境内地図だととても広い公園だが、

平和の大塔前までの端っこをチョロリと進むことにした。

緑豊かな土の道なのだが、

やっぱりどうにも暑い。

少しは涼しいかなと期待したけど、木陰だろうが暑いもんは暑い。

 

進んでいると、下の方に水場が見えてきて、

そちらに向かって下りの階段がある。

平和の大塔方面なのでそのまま進むと、

下りきったところにきれいな水が流れていた。

右手に池、左手に進むと雄飛の滝だというので、

どんな滝なのかを見に進んだ。

途中の道に、使われなくなったかたまにしか使っていないのかという様子のお堂が建ってて、

滝はその奥だった。

大きな飛び石を歩いて音のする方に近づくと、

突然ウワッと姿を表したもんだから、

思わずビビってしまった。

思っていたより高さがあって、

滝壺の深さは分からなかったけど。

ここで滝行とかするんだろうか。

滝っていつまでもそこにいたくなるもんだけど、

夏の暑さのせいだろう、

どうにも水場特有のにおいが立ち込めて居づらく、

早々に後にした。

立て看板の案内によると、不動尊が安置され修行道場もある霊地だという。

失礼しました。

パワースポットとして紹介しているサイトもあると後から知ったのだが、

だからパワーとか分かりませんて。

 

そこから、平和の大塔に向かおうとしたのだが、

待っていたのは急階段、しかも段数多し。

見上げると、紺碧の空に白・朱・青緑がデデンと輝く大塔。

たぶんこれが最後の上り階段だし、

回り道して余分に歩く時間もないし。

と、あきらめ半分奮い立たせ半分で、

階段を上った。

 

足元がサンダルだったから、

この時点で足の裏に相当きていて、

もっと歩きやすいスニーカーか何かで来れば良かった

と後悔しきりで一段一段踏みしめていたのだった。

 

続く