毎週日曜日の朝は、TBSの『がっちりマンデー!!』を見ている。
いろいろな企業が「これでガッチリ(儲けてます)」というのを、テーマ別に紹介している。
日曜日の放送なのにマンデーとはこれいかに?
それは、日曜日にこの番組で勉強して月曜日からガッチリ稼ぎましょう、とのコンセプトだから。
今週の特集は、小学生向けのロングビジネス。
男女別に売れているものを取り上げていた。
小学生は毎年変わるのに、なぜ長年変わらずに売れているのかを深堀り。
雑誌なら、コロコロコミック と ちゃお。
男子向けのコロコロコミックは、私も小学生の頃クラスの男子に借りて読んだ。
『ドラえもん』と『ゲームセンターあらし』しか覚えてないが。必殺技が、見開きページで繰り出される月面宙返り(ムーンサルト)とか。
で、編集長いわく、小学生男子は互いに「オレの方がスゴいぜ!」と言ってマウントを取り合うNo.1志向なので、競い合う話が多いのだと。
けどそれ、小学生男子に限らなくない?
しっかりとその上の年代にも継がれていますが。
特に少年ジャンプとか。龍の玉とか1つの部分とかFist of the North Starとか(英訳だとそうなるらしい)。
おもちゃと企画を連動させるところもしっかりしてて、例としてミニ四駆ブームやベイブレードを挙げていた。男子が集まるのは、競うためだったのか。
対して女子は、私だけというオンリーワン志向。トキメキマンガは王道として、メイクの基礎レッスンなる特集を組んだり、読者向けのフェスではリサーチの一環として、編集部員が占い師になって一人一人を占うブースがあったり。
いや〜、メイクは私が子どもの頃にはなかったわ。
メイクは大人がするものだった。
そういえば、七五三で顔にあれこれ塗ったくられるのが気持ち悪かった覚えがある。
それが、今はメイクが当たり前になってるらしい。
なぜかというと、親世代が子どもの頃からメイクをしたことがあるから。
うわ、私おばあちゃん世代だ(そらそうだね)。
ちゃおは、20年間も女児向けマンガ雑誌の売上げ1位。私が小学生の時もあったけど、当時はりぼん全盛期だったから、やっぱ時代で変わるね。
食玩なら、ほねほねザウルス と セボンスター。
これ、どちらも知らなかった。
ほねほねザウルスは、恐竜の骨のパーツが何種類もあって、ジョイント部分がすべてに共通してるから、いかようにも組み立てられるというもの。
パーツ数さえあれば、全体の大きさも変えられるし、頭の数や尻尾の数などいくつでも作り足せる。
一人で楽しむもよし、「こんなの作っちゃったぜ」と友だちと見せ合うもよし。なるほど。
セボンスターは、キラキラしたペンダント。デザインも豊富。女子たちは「お姫様気分になれる」と嬉しそう。うんうん、分かる。憧れるよね。
大きな宝石(風)の周りの台がとにかくキラキラ。
デザインしてるのは、女性ではなくオジサン2人。
へっ?
すると、ほとんどの回にゲストで出る森永卓郎氏が
「これ、オジサンだからいいんですよ。女性がやるとデザインが細かくなっちゃう。小学生女子とオジサンは、キラキラ(するものに対して)の感覚が同じなんですよ。」
一瞬何言ってんだと思ったが、かつての自分を振り返ると・・・あ~、そうかもしれない。
ジュエルリング(宝石を模してカッティングされたやたら大きいキャンディが付いた指輪のお菓子)を着けただけで、気取れたわ。
あれでいいなら、確かにオジサンと同じかも。
ただ、やっぱり子どもの本質ってずっとまったく変わらないとはちょっと考えられなくて。
身の回りにある物が時代と共に変わって、まず大人が変わったら、
小学生くらいなら変わってくるんじゃないか。
実際、女子のメイクの認識は変わったし。
遊び方にお金が掛かるようになってきたとも思う。
そこら辺の草花で遊んだり、一見何もないような場所で何か遊び方を見つけたり、って今の子はするんだろうか。
1つ確実なのは、ジュエルリングで大喜びする小学生女子はもういないだろうなということ。
私が子どもだったら、セボンスター、絶対欲しがった。スーパーでねだってた。
ジュエルリングは指からはずすと、そのままおしゃぶりと化して、オシャレどころか赤ちゃん返りになっちゃうもんな。