何も昭和の不良のことではない。
空気の乾燥を、肌で知る季節になった。
水仕事の後、タオルで手を拭いて放置すると、
特に手の甲の皮膚がつっぱるのだ。
唇も、うっかりしてると皮が割れそうになる。
保湿・保護クリーム必須の季節がやってきた。
指先がベタつくのは苦手だ。
だが、ひび割れたら痛くて困る。
だから、指先にはハンドクリームを薄ーくすり込むのだが、
何だかんだと作業するうち落ちていき、
スーパーで買ったものをバッグに詰める頃には、
肉や魚のパックを包むべく備え付けのロールポリ袋を取って袋の口を開こうとしても、
指先はポリ袋の外側をむなしく滑るだけになる。
ムキー!
それも1枚だけじゃないし。3枚4枚使うことあるし。
毎度これでイラッとくる季節がやってきた。
腕も脚も、いつの間にか粉を吹いててビックリだ。
ボディミルクもクリームも、
ベタつくから苦手なんだよなあ。
でも塗らないとカサついてしょうがないから、
お風呂上がりに渋々塗る。
保湿で服がペタペタする季節がやってきた。
インフルエンザは過去に例のない流行りっぷり、
新型コロナも収まってはいない。
マスクをする人が夏より多い気がする。
マスクをしながら重い咳を繰り返す人がいると、
距離を取る自分がいる。
だってその咳の勢いは、マスクを余裕で超えてるよ。
しかしその人も、喉が荒れてるなら、
この空気の乾燥はつらいはずだ。
マスクをすると、自分の呼気に含まれる水分で、口や喉の乾燥が抑えられそうに思う。
だけど、あるTV番組が透明マスクで調べたら、
マスクをしていると、無意識に口を半開きにしてしまう人が多いことが分かった。
そうしようと思わなくても、口呼吸になりがちなのだ。
そうなると、マスクだって外気は入ってくるし、
ウイルスカットをうたう商品であっても、装着の仕方で効果半減だって有り得るから、
マスクをせずに口を閉じて鼻呼吸してるより、
むしろ感染してしまわないか?
マスクしてたのに感染した人って、そんな理由もあるんじゃないかと思う。
マスクをして口を閉じて鼻呼吸なら完璧だ。
でも、私はそれちょっと苦しい。
喉は一旦荒れると、
乾いた空気に攻撃されてるようだし、なかなか治らないしで、本当につらい。
だからこれからの季節は、
喉のパリパリを防ぐべく、
緑黄色野菜と柿でβ-カロチンを摂り、
たんぱく質を十分摂るように心がけている。
あと睡眠も。
まーそれでも風邪引く時は引いちゃうんだけどね。
パリパリのみならずゴワゴワになるのは、
顔の肌。
水に近いぬるま湯で、モコモコの泡で、優しく丁寧に洗顔しても、
つっぱりから逃れられない。
なのでもう顔のスキンケアだけは、
保湿とベタつきの嵐である。
夜寝てる間は一番の美容タイム。
しっかりと保湿して寝るのだが、
どうも私は寝返りが激しいらしく、
私の肌より枕カバーが保湿成分をたっぷり吸って、
うらやましいほどシットリだ。