綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

そういうお年頃

ちょっとここ最近、数週間くらい、

体調が微妙だった。

ある日は起き抜けから頭が痛い。

ある数日間は背中から腰が痛い。

お腹に力が入らず体がくにゃる。

頭が重くてまぶたを開けづらい。

寝ても寝ても眠い。

これらに、体は熱いのに手足が冷えを感じる、が加わって、ハタと気付いた。

 

そうか、メノポーズだ。

日本語で言おう。更年期症状ね。

 

日常生活に支障が出るほどなら、婦人科案件。

生理や妊娠や出産もそうだけど、

性ホルモンが絡む女の体調は、

本当に十人十色、千差万別。

それぞれまったく軽い人もいれば、

生活できないほど重い症状の人もいて、

一括りにはできないものだ。

 

幸い私はそこまで困ってはいなかった。

しかも4年前に、何だか体がおかしいと思って1度医者にかかった経験がある。

その時は婦人科医ではなく、別件でお世話になった漢方内科医に診てもらった。

医者は「まだそんな年じゃないだろう」と言いながら、横になった私のお腹を触診するも、

「確かになあ」と呟いて、私のカルテにバッチリ『更年期障害』と記したのだった。確定。

漢方医なので漢方薬を処方され、数日間は飲んだのだが、症状がなくなったので飲まなくなっていた。

西洋薬と違って、飲み切らなくてもいいと言われたし、処方される単位が1ヶ月分と多いから、

飲み残した薬がまだたくさんあった。

4年前のものではあるが、試しに飲んだら、

体の熱感と手足の冷えは取れた気がする。

ので、しばらく飲んでみよう。

 

私の母はあまり悩まされなかったと聞いたが、

その昔、職場のパートさんが、毎日仕事中にグッショリ汗をかくから、着替えを持ってきていたのを見たことがある。

家で休んでいた方がいいのでは?と聞くと、

「家にいると自分のことが気になってつらいの。仕事してる方が気が紛れてラクなのよ。」

と笑っていた。

しかし、だるくて動きたくない人もいるだろうし、

本当に様々だ。

 

マンガ『お父さんは心配症』(岡田あーみん)のひとコマで、

前後の状況は忘れたが、

家の中でひっつめお団子頭の老婆がバイクにまたがり、「更年期障害連合」と書かれた旗をなびかせていたシーンがあった。他の家族も好き勝手していた中だったような。

漢字が並んでいかにもヤンキー風にしてて、だけどそれどんな連合だよ、とウケた覚えがある。

が、今冷静にツッコむと、

その老婆の推定年齢では、更年期終わってる。

抜けてラクになってるはず。骨粗鬆症には気を付けなきゃだけど。

でもそんなの組めたらちょっとおもしろそうだな。

賛同するヤツいる?いねーよなあ! 、だよね。

 

更年期の年代も、幅はあれど少しずつ若年齢化しているらしい。

ひと昔前に比べれば、更年期に関する情報もケタ違いに多くなった。

どうにか前のように普通に、ではなく、

頑張ってきたよなあ私の体、いろいろあるけどゆっくり気長に付き合うか、

と受け入れてしまうと、気持ちにゆとりができて案外過ごしやすいかもしれない。

そういうお年頃なんだわさ。