十五夜って、必ず満月になる日じゃない。
旧暦8月15日の月が十五夜。
今年は昇ってからの夜7時少し前に、満月の瞬間を迎える。
次に十五夜を満月で迎えるのは7年後らしい。
せっかくだから、お月見のお供え物を揃えようと決めた。
お月見といえばお団子だ。
しかし、夕暮れ時のスーパーを頑張ってはしごしても、お団子がない。
意外に季節の行事をするんですね近隣の皆さん。
うちにもほしいんですけれど。
困って少し考えた。結論。
お団子は自分で作ろう。
水で練ってひと口サイズに丸めてゆでるだけでできる、おだんごの粉を購入。
お月見といえばススキだ。
スーパーの花売り場に、ススキ・リンドウ・菊がセットになった花束があったので、購入。
こちらは数に余裕があったから、選ぶこともできた。良かった。
里芋かさつま芋をお供えする。
じゃが芋は?という方。じゃが芋も芋だけど、秋の作物ではないのです。
新じゃがが出回るのは初夏でしょか。
さて、お供えの芋はさつま芋にした。
食べたくて前日にオーブンで焼いた焼き芋。
品種はシルクスイート。
紅あずまはホクホク系だけど、こちらはシットリ系。好み。
帰ってさっそくお団子作り。
半袋分だけ作ることにした。
袋裏面の作り方だと、味のないお団子になるので、ちょっとお砂糖を加えて、お水を入れて、こねこね。お水が足りなかったので、こねながらほんの少しずつ足していく。
お鍋にたっぷり湯を沸かし、丸めたお団子を投入。
中でくっつかないように1つずつ。
そのまま4分ほどゆでるのだが、途中でお団子が浮いてくる。
軽く泳がせながらゆでて、頃合いを見てボウルに張ったお水に取る。
ボウルのお水はすぐに熱くなるから一度取りかえて、お団子の粗熱を取る。
粗熱が取れたらお水を捨てて、できあがり。
ススキの花束を花瓶に生けて、
焼き芋をお皿にのせて、
お団子はお皿にクッキングシートを敷いた上に積み上げて、
十五夜のお供えのできあがり。
では肝心の月は というと、
どんどこやってくる厚い雲に阻まれて、
姿を拝めやしなかった。
な、何のために・・・。