インスタントラーメンってつくづく発明だと思う。
常温である程度の長期保存がきく。
料理の第一歩にちょうどいい。
具材の工夫は無限。
味の工夫も無限。
食事にできる。
おやつにもできる。
私が子供の頃のスープの種類は、
醤油、味噌、塩の3択。
80年代の激辛ブームの時に辛味が出て、ブームが去ると消え、
そのうち豚骨が加わった。
今はさらに、豚骨醤油、煮干し醤油、再びの辛味など、バリエーションに富む。
麺は、油揚げ麺だけだったのが、
ノンフライ麺も増えてきた。
健康志向が高まって、
原材料表示を見れば、やたらに添加物を使っている様子もなく、
栄養成分表示でも、麺とスープと別々に食塩相当量が表示されていて、食塩摂取量を調整しやすくなっている。
もう一度食べたいインスタントラーメンが2つ。
1つは 本中華 醤(ジャン)(ハウス食品)
はじめて食べたノンフライ麺。
麺の感じは中華三昧(明星食品)と似ていて、茹でる前は半透明のやや平たくて固い麺。
茹でるとツルリとして、歯ごたえがシコシコ。
波打った麺にスープが絡んだ。
スープも、ちゃんとしっかり醤油の味で、
香りもあの当時では本格的に思えた。
CMには大橋巨泉氏が出ていたな。
いつの間にか消えていて、残念。
中でも味噌味。
生麺風インスタントラーメンは、まずマルちゃん正麺(東洋水産)から始まり、次にラ王(日清食品)が続いて、
サッポロ一番 頂は、そこからわりと後に来た印象。
先に出た2社も もちろんおいしいけど、
頂の、特に味噌味が、私の好みにドンピシャだった。
私はラーメンの味では味噌が最も好きで、
これから味噌味はこれで行こう、と決めていたのに
ややもすると、あれよあれよと店頭から消えた。
マルちゃん正麺とラ王の枠に食い込むことがかなわなかったのだろうか。
多少値が張っても、買いだめておけばよかった。
新発売を宣伝するように、終売も教えてよ。
ひっそりといなくならないで。
おいしくて、便利で、
食べ方次第で栄養も摂れるインスタントラーメン。
ジャンクフードの代表のように思われるけど、
ものすごく進化してるよ。
メーカーの努力のおかげだよ。
あんまり悪く言わないでほしいな。
カップラーメンは微妙なところがあるけど、
せめて袋ラーメンは、
一括りにジャンクにしないで。
本当、お世話になってます。