綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

こんなのあったらいいのにな 2

8月27日に同じタイトルで書いているので、

今回 2 ということで。

こんなのあったらいいのにな - 綴ルンです

前回はモノだったが、

今回は場所。

 

おしゃべりOKな美術館または展覧会

 

私は腹芸ができない。

腹芸ったってお腹に顔の絵を描いてクネクネ踊るヤツじゃなくて(それもできないけど。そも腹を見せられん)、

言いたいことを言わずにはいられない。

私は美術を専門で学んだことはなく、ただ好きなだけだが、

素人なりに、作品を見て感じたことをあーだこーだ言いたいのだ。

もちろん1人で鑑賞している時ではなく、友人と見ている場合だ。

しかし、これまで訪れた美術館では、

確実にスタッフに注意される。

ある美術館で目撃したのは、おしゃべりではないけれど、

鑑賞中の女性が履いていたサンダルのヒール音が木製の床材に大きく響くため、スタッフがスリッパを持ってきて、履き替えさせていた。

確かに音は大きかったけど、何もそこまで。

 

だけど、その静けさの強要は必要だろうか。

感じたことを、声に出して伝え合う楽しさも また

美術の楽しみ方ではないだろうか。

作品の背景や、題材にした理由などを想像して、

語り合うのは楽しいのだ。

一緒にいる人が詳しければ、話を聞いて作品への理解を深めることができるし、

お互いの感性の違いを知って新たな見方ができることもあるし、

私は作品を前にしておしゃべりしたい。

 

クラシックコンサートだって、

もう20年ほど前から、

0歳児から聞けるコンサートを開催している。

赤ちゃんなんだから、泣くし騒ぐ。

だから、親世代がクラシックコンサートに行きたくても、これまでは我慢するしかなかった。

でも、それをお互い様にすることで、

全世代が気兼ねなく音楽を楽しめる。

ならば美術館も、

静けさを強要しない日があったっていいじゃないか。

走り回るのは禁止だが、子どもも入れる美術館の日とか。

基本、美術館で子どもを見たことがない。

おとなしさを強いられるから、行きたくなくなるんじゃないか?

あるいは、静かに鑑賞したい人向けに、

入口またはミュージアムショップでアートな耳栓を売るとか。

どんな耳栓だ。

 

ガヤガヤしている美術館。

気取らなくて、息がしやすくて、

美術談義風のおしゃべりができて、

そんなのあったら嬉しいなあ。

学芸員による鑑賞ガイドツアーなんかも、

音声ガイドよりかしこまってなくていいんじゃないかなあ?

高尚さ、いらない。

もっと気楽に見せてくだされ。