綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

そこまで嫌わなくても

先日、フジテレビ『ホンマでっか!?TV』を見た。

そこで、医師の梶本修身氏が

「布巾でテーブルを拭くのはバイ菌を撒いているのと同じ」という内容の発言をしていた。

きれいにゆすいでいる布巾でも、

数度使えばバイ菌が増える、と。

そのこと自体は、何年か前にCMにもなってたし、

何も目新しい情報ではない。

ただ、いつも思う。

菌っていない方が不自然なのにな。

 

病気になるほど汚染されてちゃダメだけど、

菌なんて空気中に漂ってるし、

人の表皮でバリア張って体を守っているし、

口の中にいるし、

鼻の中にいるし、

腸の中にいるし、

生鮮食品にはつきものだし(逆に無菌にできるものではない)、

ゆすいだ布巾でテーブルにバラ撒いた菌なんて、

全然大したことはない。

それにバイ菌っていうけど、

全部が悪さをする菌とは限らないだろうし。

 

むしろ、ある程度菌に触れていないと、

免疫系が弱まるのでは?

健康のために清潔にしておくのは良いこと、

でも無菌を目指すような状態は、

よっぽど限られた空間によっぽどの設備がなきゃ不可能だし、

おそらくは、身が持たない。

無菌状態から雑菌にさらされたら、

あっという間に風邪でも引きそうだ。

あ、風邪はウイルスか。

じゃあ何かの病気。ザックリ過ぎるか。

 

菌だけじゃなく、

ウイルスやカビもそうだけど、

身の回りから切り離すことはできないんだから、

健康を損なうほど増やしたりしないくらいに

掃除したり清潔にしたりしてれば、

それほど嫌うものでもない。

あんまり脅かすようなこと言わないでほしいし、

むやみに怖がらないでほしい。

外から帰ったら手洗いうがい。

手が汚れたら手を洗う。

食材を扱うなら食中毒に気を付けて。

日常生活なら、それでだいたい大丈夫じゃない?

 

ただし、

傷口や粘膜から体内に入って病気を引き起こして、

それが命に関わる場合もあるから、

気を付けることも必要なんだけど。

でもやっぱり避けきれないことが多いから、

普段の暮らしなら、潔癖になるほど嫌わなくても、と思ってる。