綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

サンタあれこれ

クリスマスの朝、といったらプレゼント。

イブの夜、期待に胸を踊らせながら眠りについたのはいつまでだったか。

子どもの頃、母とその社宅友だちの間で話題になっていたのは

『サンタクロースっているんでしょうか?』

という実話の本。

題名は、アメリカの新聞社に寄せられた、子どもの手紙の問いだ。

その問いに正面から答えた内容が、本となった。

子どもへの答えだから、当時子どもの私が読んで理解することもできた。

が、子どもながらに納得してなかった気がする。

今読んだら、印象が変わるんだろうか?

 

あれは小学2年生の頃だった。

家の廊下に何日間か直方体の包みが置いてあるな、とは思っていた。

クリスマスの朝、その包みは私の枕元にあった。

包装紙の柄も、全体の大きさも、間違いない。

その瞬間、やっぱりサンタはお父さんとお母さんだったんだ、とハッキリした。

やっぱり、というのは、

サンタからのクリスマスカードの文字が、

明らかに母のものだと前年から思っていたからだ。

けれど、サンタからのカードじゃなかったけど、

母が私のために書いてくれたんだと思うと、

それだけで嬉しかった。

だから、正体がハッキリしたのはショックでも何でもなかった。

ただその一方で、ガッカリもしてた。

クリスマスプレゼントなら、廊下なんて目につくところに置きっぱなしにしないで、

せめて隠しておいてよ・・・。

場所がなかったにしても、

もう少しやりようはなかったのか、と今でも思う。

ちなみにそのプレゼントは、

リトルツインスターズ キキとララの月のおうち』

かわいくって嬉しくって、

それはもうずいぶん長いこと遊び倒した。

後に、『こえだちゃんの木のおうち』を持ってる子と仲良くなって、

お互いが持ってるおうちで、飽きずにお人形遊びをしたものだ。

 

映画『34丁目の奇跡』は、

サンタクロースが本当にいた、というファンタジーだ。

詐欺を疑われて裁判沙汰になる、という展開が、

訴訟社会のアメリカらしい。

こういうお話はハッピーエンドしかありえない。

しかし、かなり不利な状況なのに、

どうやってハッピーエンドに持っていくのか。

その方法も理由も、アメリカらしい。

1ドル紙幣のデザインは、あれから変わってないのだろうか。

そう、1ドル紙幣がカギ。

この映画のサンタからは、使える決め台詞をプレゼントしてもらった。

言ったのは弁護士だけど。

1ドル紙幣を手にすることがあったら、確かめよう。

 

読売新聞夕刊の4コママンガ『オフィスけん太』(唐沢なをき)の主役は、犬。

会社のオフィスで癒やし係として働くオフィス犬で、他にも犬がたくさん出てくる。

最近だと、犬仲間の商店街犬が、犬サンタになろうとするが、

サンタがどういう格好をしているのか知らない。

犬仲間が口々に教える。

「大きな袋を担いでるよ」

「帽子を被って」

出来上がった格好は、

袋を担いで帽子を被り、打ち出の小槌を持った

大黒様。

♪大黒はサンタクロース♪

違うって。

しかしサンタとそんな類似点が。そう言われれば。

と、ここまで記憶で書いたのだが、

それが描かれた当のマンガが、探しても見つからない。

あれー、違うマンガだったかなあ?

違ってたら関係各所すみません。

(※ マンガも間違いも見つかったので、

無きゃ無いでさびしい - 綴ルンです

の冒頭で訂正してます。すみません)

 

恋人がサンタクロースだった人もいただろう。

誰かのサンタクロースになった人もいただろう。

お店でサンタクロースにさせられた人もいただろう。

サンタクロースって、

いると思えばいるんでしょう。

どんな姿でも どこにでも。