「食べてみたいけど値が張るから買わない」
という物が見切られてたら、
この機会を逃すまじと反射的に買い物カゴに突っ込むのは、
人としてしょうがなかろう。
が、通常価格が値上げされたり、中身が減ってステルス値上げされたりした品は、
見切られててもお得感やうまみを感じられず、
見送ることが多くなったこの頃。
あるいは、反射的に手に取るものの、
あれこれ考えた末に、買うのをやめることもしばしばだ。
そんな感じで、スーパーに行っても前ほど気分が上がらなくなっていたのだが、
ある日、普段より遅い時間に家から離れた大きなスーパーに行った時のこと。
併設されたドラッグストアの特売品を買いに行き、
ついでに見て回ろうと寄ってったら、
大盤振る舞いの半額シールパン祭り!
K村屋のあんドーナツが、
Tカキベーカリーの国産小麦の食パンが、
同じく瀬戸内レモンブレッドが、
Pスコのミニフランスが、
同じく石窯焼きのフランスパンが、
同じく塩バターのミニパンが、
Yマザキのスイートブールが、
同じくミニロールパンが、
同じくマーガリン入りルヴァンロールが、
Fジパンの生くろわっさんが、
上記含む各種メーカーのいろんな食パンが、
レーズン入りだのくるみ入りだの黒米入りだのが、
さらにさらに他にもまだまだ!
あああああ!
顔は平静を装いながら、内心は ふなっしー。
ヒャッハー ヒャッハー ヒャッハーと叫び通し。
だがしかし。
半額=消費期限ギリギリ=早く食べなければならない。
しかも気温が高いから、カビやすくもなっている。
いくらパン好きだからって、食べられる量も限られるし、
我を忘れることなく、よく吟味せねばならぬぞ。
と、考えて悩んだ結果、
普段ならまず買えない国産小麦の食パンと、
あと3点ほどに絞ったのだった。
やみくもな見切り品ゲッターは卒業だ。
自分の胃袋の丈を把握せな。
と言いつつ品数絞ったパンも食べ切れるかどうか。
冷凍できれば問題ないんだけど、冷凍庫もパンパンなんだよね(おっとパンかぶり。いっぱいの意)。
せっかく安く買えたんだから、
おいしく楽しくがんばろ。
だけど久しぶりに大興奮したなあ。
行った時間も場所もイレギュラーだったからかな。
これだからスーパー通いは飽きないよ。
ムダな出費を避ける努力をしながらも、
見切り品ゲッターは今日も行く。
見切られてない品も買ってますからね。