綴ルンです

思ったことを綴っただけさ

余ってません

台所で采配を振るう人向けの雑誌の特集や、

レシピの見出しにありがちな、

以下のキャプションが解せない。

◯「余った野菜で一品おかず」

●「丸ごとペロッと!大根1本おかず(バリエーションとして、白菜1玉やキャベツ1玉もあり)」

 

まず◯について。

使いかけの野菜は、使いかけなだけで、

余ってるわけではない。

たとえブナシメジが4分の1株だけ残ってても、

余ってるんじゃなくて、残してるのだ。

ピーマンの半割だって、玉ねぎの半割だって、

長ネギが残り3cmだって、

余ったなんて思ったこともない。

半端な残り=余り じゃないぞ。

繰り返すが、使いかけだ。

どうにも持て余して初めて「余った」と思うよ。

花瓶に生けて鑑賞しようかと思うほど大量のパセリをもらった時とか、

食べ方のアイデアが浮かばないコールラビをもらった時とか。

しかしめったにないからね。

だから、◯のレシピは私にとって、

「フツーに野菜で一品おかず」で、

「余った」の語句を「ちょっこし」とか言い換えてくれないかな〜と思ってる。

脳内で変換すればいい話なんだけどね。

 

次に●。

以前どこかで、作家の角田光代氏も書いていたような気がするのだが、

「丸ごとペロッと」食べる必要がどこにある?

一度には食べ切れないでしょ、物量と胃の容量を考えても。

豊作でお値頃だから、農家さんを支えるためにたくさんお求めください って場合なら、

多少がんばりますけども。

(生協だとたまにある)

あるいは自家農園で野菜作ってる人が、

採れ過ぎた とか デカくなり過ぎた とかで

「食べるの手伝って〜」と持って来た場合も、

できるだけがんばりますけども。

けど普段、その大根1本で、白菜1玉で、

何日間食いつなげることか。

だから、やたらたくさん食べようという気にはなれんのだ。

まあ、まれにこういうこともあるから、

一概に必要ナシとは言えないんだけど。

キャベツの陰謀 - 綴ルンです

丸ごとペロッと より、

保存食の作り方を強化したいよ。

漬物にするしかないか。ザワークラウトはやだな。

酸っぱくないやつで。

 

結球する葉物野菜は、基本的に玉買い。

白菜は小玉でしか玉で買えないけど。

カットしてるのよりも日持ちするからね。

使ってるうちにどんどん小さくなってって、

握りこぶし大くらいになったって、

決して余ってるわけじゃなく、使いかけ。

1玉丸ごとを、おいしい間に少しずつ食べている。

余りませんから。