曇りや雨が続いてる。
雨だって、降らなきゃ困るから、
お天気が悪いって言いたくないけど、
濡れるのイヤだし空は暗いし、
どうしたって気が滅入る。
野の草木には、恵みの雨なのにね。
春先に降る雨を催花雨(さいかう)と呼ぶらしい。
花の開くを催す雨 って雅だね。
3月中旬から4月にかけて降る雨のこと、という説明が多いが、
二十四節気で2月中旬の雨水の辺りから春先に降る雨のこと、という説明もあって、
時期がだいぶ変わるんだけど、どっちだろ?
どちらにしても、今時分は重なるか。
七十二候は桜始開(さくらはじめてひらく)。
ピッタリですな。
桜の開花予想は出された日からずれにずれ、押しに押し、もう10日ばかり後ろ倒しになって、
TVに出てる気象予報士さんたちが皆さん困り顔でおもしろかった。
おもしろがってる場合じゃないよね、自治体やイベントの関係者は特に。
桜まつりなんて全国各地で開催の計画してるよ、
それが桜が咲かないから取り止めた所もあったし、
どこだってお金と活気を呼び込めるかどうかでヤキモキしてるよね。
だけど、桜が悪いわけじゃないからねえ。
全国ネットで「気象庁が悪い」と言っちゃった予報士がいたよ。イヤこちらにすればアナタも似たようなもんだ。
それが明日以降、ようやく花開きそう。
個人的には、卒業式の桜より、入学式の桜の方が晴れ晴れしくて好きである。
学校に最も植えられているであろうソメイヨシノなら、時期的にも卒業式に咲くのは早過ぎる。
河津桜なら卒業式の頃に咲いていそうだから、
両方植えてればいいのにと思ったりする。
が、そのソメイヨシノ、最近は入学式より早く満開になってしまい、
入学式当日には大半が散って軸だけ赤くボツボツ残ったスカスカで無残な状態になってることも多く、緑の葉っぱまでチロリと顔を出し始めて、
なかなかうまくいかないものである。
地域差もあるだろうけどね。
さて催花雨。
読みは同じで菜花雨ともあったようで、
こちらは転じて菜種梅雨。
梅雨と付くだけあって、長雨なのね。
晴れが続けば日焼けが気になるし、
雨が続けば日差しが待ち遠しくて、
我ながら勝手なもんだね。
明日は雨が止みそうだから、
恵みを受けた花々はどれだけ咲いたのか、
あちらこちらに目を向けてみるとしよう。