で、茨城の笠間稲荷神社へ参拝してから、
『笠間』の文字が目につくことがなくなった。
足を運んで、何か目立ったご利益があったかというと、何とも言えない。
は、参拝してから2か月後のことだし。
だけど、衣食住に困らなかっただけでも、
ありがたいことに違いない。
きれいごとに聞こえるかもしれないが、
いつ何がどうなるか分からないのだから。
そうして、参拝したことを忘れかけていた先月、
何の拍子か、再び『笠間』フィルター発動。
ん?今度は何だ?奉賛金の上積みか?
など失礼なことを考えていたら、
しばらくして、笠間稲荷神社から郵便物が届いた。
「師走の大祓のご案内」
読むと、6月と12月の末日に大祓というけがれ祓いを行っており、
その年に初めて祈祷を受けた人や、これまでに大祓を申し込んだ人に通知をしている、という。
えーと、私、祈祷は受けていないなあ。
てことはどう考えても、本殿修復工事の奉賛金を奉納した人にも、案内を出しているってことだわね。
案内文の他に同封されていたのは、
紙の人形(ひとがた)と車形がそれぞれ数枚、
名簿用紙、郵便振替用紙、返信用封筒。
大祓は、日々を過ごすうちに犯した過ちや触れたけがれを人形に移して、心身を祓い清めて新年を迎えるための神事とのこと。
人だけでなく車も、生活に欠かせない自分の体の一部として、同じように祓い清めるのだと。
だから車形もあるのか。
大祓を申し込む方法は、参拝と郵送の二通り。
必要なのは、大祓を受けたい人の情報を記入した名簿と、けがれを移した人形や車形。
けがれを移す作法は、人なら人形に氏名・年齢を書き、その人形で体を撫で、息を三度吹きかける。
車の場合は、車形に持ち主の氏名・年齢・車輌番号を書き、その車形で車を撫でて、持ち主の息を三度吹きかける。
お祓料は1人に付き1,000円以上。車も同様。
郵送申し込みなら、郵便振替用紙で振り込まなくてはならない。
どうしようかな、と1週間くらい考えた。
せっかく案内来たしな、とやってみた。
現地まで赴く余裕はなかったので、
記入した名簿と人形を返信用封筒で郵送し、お祓料を振り込んだ。
それが12月中旬のこと。
年が明けて今月、
大祓を申し込んで、もう縁が終わったものだと思っていたら、
再び笠間稲荷神社から郵便物が届いた。
封筒には赤い文字で
「ご神札在中につき丁寧にお取り扱いいただきます」
神札?
手紙を読むと、大晦日に大祓神事をして、返送された人形を祓い清めました、と。さらに、
「つきましてはここに当日の御神札と御守護をお送り申し上げます
御神札は神棚にお祀りし御守護は身に付けてお持ち下さい」
同封されていたのは、祝い事の熨斗のような形に折られた御札と、橙色の細長くて小さなお守り。
後で、「師走の大祓のご案内」を読み返すと、
申し込み方法の最後に
「祓い清められました御神札を各家庭一体ずつ、御守護をお一人に一体ずつ 一月下旬 にお送りいたします。」
と書いてあり、すっかり読み逃していた。
全然一月下旬より早く送られたな。
しかし、お祀りって、困ったな、
簡易神棚は持ってるけど今閉じてるから、神宮大麻も氏神様の御札もないのに。
といって粗末に扱えない。
失礼だけど仕方がないので、高い所に落ちないようにして立てかけた。
何だかこれで、より一層、縁付いてないか。
『笠間』フィルター、常態化したわ。
1年前の夢からここまでになるとは思わなんだ。
本殿の修復工事が終わったら、
またご挨拶に行こう。
最後にオマケ。
大祓の御神札と御守護が届いた日の夜、
SNSで読み物として共有されたサイトが
『神仏ネット ウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神)|お稲荷様/豊穣の神のご利益や神社』
全国の神社を挙げてるから、筆頭は伏見稲荷大社なんだけど、
まさかダメ押しで笠間稲荷神社の情報を読まされるとは・・・。
もう分かりましたよーー!